徳島市川内町で家づくり&お店づくりをしている工務店「ディーワークス」の日々を綴ったブログです。仕事も遊びも全力で!HP→http://www.deeworks.jp MAIL→info@deeworks.jp tel→088-612-7445 fax→088-612-7446
1986年に刊行されたベストセラー「思考の整理学」。
著者である外山滋比古氏の実体験をもとに書かれたもので、
20年以上たった今こんなに脚光を浴びているそのわけは、
弱冠30歳の書店スタッフによる手書きPOPに書かれた
「もっと若い時に読んでいれば…そう思わずにいられませんでした」というコメントにあった。
私も気になって読んでみたが、
ほんまにもっと若い頃に読んでおきたかったというのが正直な感想。
学生の頃にこの本を読んで影響されてたら少しは今よりましな大人になってたかしら?
肝心の本の内容は書ききれないほど深いテーマばかりだが、
わかりやすいところでいえば“詰め込まれた知識”より“考える力”が必要だということ。
勉強のできる生徒は卒論が書けず、勉強はあまりできない生徒だが卒論は非常にできが良い、
それをいろいろと探っていくと“考える力”があるかないかだというところに気づいたそう。
もうひとつ心に残ってるのは、外山氏によると「忘却は力なり」ということ。
人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。
どのテーマもハッとさせられることばかりで、
今の教育の根幹を大きく覆すような内容のこの1冊にエールを送りたい。
みなさんも機会があればぜひ読んでみてください!
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